日本サッカー協会(JFA)は20日、6月に予定しているブラジル戦など4試合に臨む日本代表(FIFAランキング23位)のメンバー28人を発表し、ドイツ1部シュツットガルトで活躍中のDF伊藤洋輝(23)を初めて選出した。

東京オリンピック(五輪)を目指す世代別代表には選出されていたが、A代表はゼロ。

森保一監督は、東京五輪での活動に比べて「守備力が格段に上がった」と評価した。

所属チームで試合に出続けたことに加え、「屈強な相手を止めながらも、攻撃で彼の良さを出して、チームの攻撃の起点となる選手として活躍していたと思っています」と攻守にわたるプレーを買った。

日本代表は6月2日にキリンチャレンジカップ2022でパラグアイ(札幌ドーム)、6日にブラジル(国立)と対戦。さらにキリンカップ2022で10日にガーナ(ノエスタ)、14日にチリまたはチュニジア(吹田)と対戦し、合計4試合を行う。

◆伊藤洋輝(いとう・ひろき)1999年(平11)5月12日、浜松市生まれ。通信制の第一学院高出。中学時代から磐田の下部組織で育ち、17年にトップチーム昇格。19年は名古屋に期限付き移籍し、20年に磐田復帰。21年夏にシュツットガルトへ期限付き移籍。U-16から世代別日本代表。J1で3試合出場無得点、J2で57試合出場4得点。186センチ、78キロ。