日本代表は14日、パナソニックスタジアム吹田でチュニジアとキリン杯決勝を戦う。森保一監督(53)は13日、オンラインで公式会見に臨んだ。

両ふくらはぎや右大腿(だいたい)部裏側の負傷などで今年、長期離脱していたDF冨安健洋(23=アーセナル)に関して、指揮官は「全体練習には合流しているので出られる可能性も考え、今日の練習後にメディカルスタッフとドクターに相談したい」と慎重な姿勢を崩さず、いきなりの国際試合ではリスクがあるという理由で明言を避けた。

起用した場合のポジションについては、従来のセンターバックだけでなく、アーセナルでも経験する右サイドバックも視野に入れているという。「どこで使うかは決まっているわけではないが、もし使えるなら考えたい。より選択肢は広がる」と肯定的だ。

また、先発メンバーに関しては「(10日の)ガーナ戦からは大幅に入れ替える」と明言した。

ワールドカップ(W杯)日韓大会の2002年6月14日、日本が1次リーグ突破を初めて決めた第3戦チュニジア戦から、ちょうど20年がたつ。今回は同じ開催日で、相手も同じ、場所も同じ大阪だ。

指揮官は「まずは20年前の日韓大会と同じような結果を、明日のチュニジア戦でつかみとりたい。20年の時を経て日本の成長しているところを、見ていただきたい」などと意気込んだ。