フランスで行われるモーリスレベロトーナメントに出場するU-19日本代表が4日、千葉県内で、国内トレーニングを行った。

ヴィッセル神戸U-18所属で、酒井高徳とそっくりと話題の本間ジャスティンは「ヨーロッパへの遠征が初めてなので、自分の力がどれくらい通じるか分からない。世界を見てどれくらい通用するか試したい」と気持ちを高ぶらせた。

力強さや1対1、攻撃力が持ち味のサイドバック。5月24日のルヴァン杯でプロデビューしたばかりだ。後半35分から途中出場したが「プロの世界で初めて試合に出させてもらって、めちゃめちゃ緊張しました。1-0で勝った状況で10分以上出て、監督には『思い切ってやってこい』って言われて、自分は前への推進力が特徴なので、そのプレーは出せたかな。チャレンジはしました」と手応えをつかんで、欧州遠征へ旅立つ。

今年1月の沖縄キャンプで、トップチームに帯同した際、“本家”の酒井から「影武者になって」と頼まれる動画がクラブのSNSで公開されて話題になった。本間は「神戸の街を歩いていると、『高徳やん!』っていわれるんですけど、『違うねん!ジャスティンや!』っていっています」と陽気に明かした。

ことあるごとに一発芸を振られるなど、明るいキャラクターでチームのムードメーカー的な存在だ。本人も「監督も『大阪人はおもろい』みたいなのがあって、最後に『ジャスティン!』って回ってくる。でも得意です」とまんざらでもない様子。ピッチ内外で自分の特徴を発揮し、チームの勝利に貢献する。

チームは5日にフランス入りし、7日にモロッコ戦、10日にパナマ戦、13日にコートジボワール戦を迎える。【佐藤成】