今日24日、来年開催されるパリオリンピック(五輪)サッカー競技初戦まで1年を迎えた。
このほど、U-22(22歳以下)日本代表大岩剛監督が日刊スポーツなどの取材に応じ、同世代のトップランナーMF久保建英(22=Rソシエダード)やオーバーエイジ(OA)枠、現在チーム作りの手応えなどについて語った。
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同代表は、01生まれ以降の選手が対象となる。前回東京五輪、ワールドカップカタール大会にも出場し、A代表でも中心的な役割を果たしている久保の招集が注目される。久保の存在について大岩監督はこう話した。
「もう世代でね、この年代を引っ張っていく存在だともいますし、その立場に彼は立っていると思う。このチームで活動する機会があるとすれば、そういう存在であってほしいなと思う。ただこれは、A代表や所属チームの状況によるので。他の選手と同じように期待したいというのと、ぜひこの活動に理解を示してほしいなと思います」
チームの始動から1年半の間に、久保は一度も招集していない。ただ、本人とは対話をしており、五輪に出場したいという意志を確認しているという。
「自分としては行きたいと本人も言っている。あとは何回も言うようにクラブだよね。理解してくれているかどうか」
久保は東京五輪の3位決定戦でメキシコに敗れた後に号泣した。その悔しさは忘れていないという。
「建英がすごいのは、やっぱり慢心がないところ。厳しい世界にいるじゃないですか。彼は昨シーズン最後の方、すごく調子よくて、日本で『久保すげー』って報道されているけど、本人は足元をみている。『自分のポジションをしっかりとらないといけないので、日常で頑張っていけるように、オリンピックに出られるようにやっていきます』といっている。そういう部分がすごい。浮かれることもないし、現時点での彼の環境が、厳しい世界にいるということをこっちが認識させられる。だからぜひ、それが招集できるとなると、自分自身もうれしいし、彼もやってくれると期待したい。(東京での)悔しさがあって、そう(出たいと)思ってくれる時点でうれしいよね」
チームは発足時から「A代表経由パリ行き」と掲げてきた。久保はまさにそれを体現する存在だ。所属クラブの理解を得て、招集がかなえば、目標とするメダル獲得に向けてこの上ないラストピースとなる。(つづく)

