日本女子代表なでしこジャパン(FIFAランキング8位)がアルゼンチン(同31位)を圧倒した。試合後、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(65)が会場で記者団の取材に応じ、トライを高く評価した。
来月26日に始まるパリ五輪(オリンピック)アジア2次予選(ウズベキスタン)に向けても、期待を寄せた。
-試合を振り返って
W杯でやっぱり自信つけたきたな、という気がします。1つ1つのプレーがすごく意図のあるプレーで、見ていて面白かった。もちろんアルゼンチン、ちょっと(来日がアクシデントで長旅になり)コンディションが良くなかったようだと聞いていますけど、もう1回(強化試合として)やると聞いていますので。アジアの予選、そんな簡単ではないので。2つしか行けないので。どことやっても、オーストラリアと当たっても勝てるようにしないといけないと思っています。
-新しい試み
そうですね。(4-3-3)システムにしても、1ボランチで熊谷選手(紗希主将)を使ったり、そういう意味では、いろいろな試しをしていかないといけない、と思っています。いま下にね、杭州(アジア大会)で若い選手たちが戦っているので。あの若いチームからも(A代表に)入る可能性、あると思ってます。こういう、終わった後もしっかりと子供さんと(交流)したことも良かった。今後も続けたいし、笑顔で応えていた選手たち、本当にありがたいなと思っています。
-W杯ではチャーター機や専属シェフがサポートに付く。アジア予選は
そこまで、どこまでやるのか、聞いていませんが、女子委員会が考えていると思います。しっかりサポートしていきたいと思っています。
試合は8-0。MF長谷川唯(26=マンチェスター・シティー)とMF清家貴子(27=三菱重工浦和レッズレディース)が2得点ずつ決めるなど、ベスト8に入ったFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会の後、初の実戦を日本のサポーターの前で派手に彩った。