2011年サッカー女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で、なでしこジャパン(女子日本代表)を初優勝に導いた澤穂希さん(45)が、世界で最もプレーされている大人気サッカーゲーム「EA SPORTS FC 24」に登場することになった。
同ゲームの発売記念イベントが東京タワーに併設されているアミューズメントパーク「レッド東京タワー」で開催され、澤さんも「レジェンド枠」として、ハーランドやエムバペら世界屈指の選手たちとともに選手としてゲームに登場することが発表された。
澤さんは「最初、聞いた時に何事が起こったのかと思ったくらいびっくりしました。でもいろいろな人から話を聞いて、本当にすごいことだなとあらためて実感しました。われながら、びっくりとうれしさを感じています」と話した。
このゲームでは澤さんと、2011年に一緒にFIFAバロンドールを受賞したアルゼンチン代表FWメッシを同じチームでプレーさせるような遊び方もできる。
澤さんはメッシについて「一緒のチームになったら、後ろでパスをもらったら、どんなパスでも(全部)メッシ選手にあずけるぐらいの感じでやりたいです。上手な人にパスを渡すみたいな感じで(笑い)」と話したが、このゲームでは実際にそんな夢のチームも組むことができる。
澤さんはこの日のイベントでコントローラーを握り、人気ラッパーJUMADIBA&in-dの2人とPK戦で対決。澤さんは11年女子W杯で優勝を決めた決勝の米国戦でもPK戦には登場しなかったほど「PKは苦手」と話すが、「ゲームでリベンジしたい」と対決に臨み、見事勝利した。「すごい楽しかったですし、久しぶりにドキドキ、ワクワク、自分がサッカーをやっている感じがありました」と笑顔を見せた。
ゲーム、サッカー、音楽、ファッションなど親和性の高い要素が融合したこの日のイベントでも澤さんの存在感は際立っており、写真撮影の場面では女性ファンから「ほまれちゃん、かわいい」の声も飛んでいた。