サッカー日本代表(FIFAランキング19位)は17日にチュニジア(同29位)と国際親善試合(ノエスタ)を戦う。

MF奥抜侃志(24=ニュルンベルク)が試合出場への強い意欲を示した。

奥抜は、体調不良のMF三笘薫(26=ブライトン)に代わって追加招集されたが、11日に発熱。ホテル療養に専念し、15日に別メニューで復帰し、試合前日の16日に全体合流を果たした。初めてメディア対応し「しっかりとコンディションをあげて、試合に絡めるように頑張りたい」と目を輝かせた。

大宮アルディージャ時代からドリブルが武器だったが、海外に出て縦への突破により磨きがかかったという。「縦の突破っていうのは、日本の時はあんまり(なかった)。カットインが多かったんですけど、縦の突破の方が今は特徴的になってきているので、そこをシフトチェンジというか、変えた部分」。海外の芝の状況などから、スピードを生かして縦突破への意識を高めた。

初めて参加した代表の練習は、試合前の調整で、強度は高くなかったが、刺激となった。「止める、蹴るとか、そういう部分は、やっぱり今までのやってきた中では、トップレベルで、すごいなっていう風に感じました」。

A代表デビューすれば、大宮のアカデミー出身者として初のことだという。J1出場経験もなく、「J2の星」という声も上がる。「J2の選手としてもありますし、やっぱ大宮の選手としてもいろんなものを背負ってピッチに立つと思う。出たらやってやるって気持ちはある。しっかりと何か残していかなきゃなというのはすごい思っています」と力を込めた。