アジア王者のU-17(17歳以下)日本代表が同アルゼンチン代表との第2戦に1-3で敗れ、1勝1敗となった。

前半8分までに2失点を喫し、後半5分にFW高岡伶颯(16=日章学園)の2試合連続弾で反撃ののろしをあげるも、同点には追いつけず、逆にロスタイムに3点目を奪われた。アルゼンチンと勝ち点3で並び、1次リーグ突破は最終節に持ち越しとなった。17日の第3戦で首位セネガルとぶつかる。

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FW高岡が今大会初の先発起用に応える2戦連発でチームに勢いを与えた。0-2で迎えた後半5分、右サイド深くまでDF柴田が突破し、クロス。中でフリーになっていた高岡が右ボレーで合わせてゴールネットを揺らした。

決勝点を決めた初戦のポーランド戦後に言った。「アジア杯から途中交代が多くて、スタートで出たい気持ちが強かった」。悔しい気持ちをパワーに変え、得点を奪った。得点だけでなく、前線からの守備でも持ち味を見せ、チームに活力を与え続けた。

チームは後半に強さをみせる。ポーランド戦でも低調だった前半から一変、後半に押し込んで、得点を奪った。この試合も、前半はアルゼンチンの前に思うようなプレーをさせてもらえず2点を先制された。後半は自分たちのペースで試合を進め、高岡のゴール以外でも、何度もチャンスを作った。

チームを率いる森山佳郎監督(56)はハーフタイムに自信を持って前向きにプレーすることを求めたという。「序盤の2失点が本当に残念ですけど、後半は完全にこっちのゲームができた」。

試合終了間際には、ファウルでノーゴールの判定となったが、右CKからゴールネットを揺らすなど、惜しいシーンを生み出した。10分のロスタイムの間も再三ゴールに迫ったが、終了間際に一瞬の隙を突かれて3点目を奪われた。高温多湿に対応できず、相手が疲弊する時間にも日本の運動量は落ちていなかっただけに痛恨の失点だった。

森山監督は「後半はボールにプレッシャー行く、戦う部分も含めて後半はかなりいいプレーできたので、全然悲観することないと思います」と前を向いた。

切り替えて1次リーグ最終戦となる17日のセネガル戦に決勝トーナメント進出をかける。セネガルはアルゼンチン、ポーランドに2連勝している。「(セネガルは)驚異的な身体能力がありますけど、こっちは、緻密さとハートでなんとか勝ち点とって決勝トーナメントに進みたいと思います」と力を込めた。