女子日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング8位)が北朝鮮(同9位)を2-1で退け、パリ五輪(オリンピック)出場権を獲得した。2大会連続6度目の切符を、聖地に詰めかけた2万777人の前でつかみ取った。
その瞬間、重圧から解放されたDF熊谷紗希主将(33)は、うれし涙を抑えられなかった。円陣で「みんなのおかげでパリに行けます!」と仲間に感謝し「パリでも笑いましょう!」と呼びかけた。
場内インタビューでは「ありがとうございます!(監督と『良かった~』と)本当に、正直に一言、ホッとしてます」。安心した表情を、ようやく見せた。
第1戦はボランチで先発したが、チームとして機能せず。昨年のFIFA女子ワールドカップ(W杯)ニュージーランド・オーストラリア大会で8強入りの原動力となった3バックに戻し、その中央で難敵に立ちはだかった。
「本当にうれしいです。ありがとうございました。(3バック中央)やっぱり初戦でなかなか相手との立ち位置の関係でうまくいかなかった分、第2戦、チームとして修正できたと思いましたし、最後は取られてしまいましたけど、しっかり勝ち切れたことは良かったと思います。前半から距離感良く前に進めたので、修正してくる前にゴールに向かえたかな。前半1点、後半1点、いい試合ができたかなと思います」
前回21年の東京五輪は開催国のため予選なし。その前の16年リオデジャネイロ大会は、大阪で行われた最終予選で敗退した。12年ロンドン五輪以来12年ぶりの自力出場となった。
敗退の悔しさを知る、今では少ない1人だけに「この最高のチームで、もっともっと長くやりたいとチームには伝えていて、パリで実現できることになりました。日本の皆さんと、ここでパリをつかめたこと、本当にうれしく思います! 出場権を勝ち取りましたけど、まだまだ時間はあると思っているし、パリで金メダルを目指して、また全員で頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いいたします!」と熱い思いをほとばしらせた。

