パリオリンピック(五輪)出場を決めたサッカー女子日本代表なでしこジャパン池田太監督(53)が13日、都内で取材に応じた。

先月24、28日に行われたパリ五輪アジア最終予選北朝鮮戦に2試合合計3-1で勝利し、五輪切符を手に入れた。「本当に出場権を取れてよかったなという、ほっとした部分もあり。そして、またここからそんなに期間があるわけではないので、(本番の)7月に向けて準備しなければいけないなという。そういった両方の気持ち」と率直に思いを明かした。

五輪では選手登録枠が18で、バックアップメンバーが4人。23人プラス5人だった昨年のワールドカップ(W杯)とは異なるマネジメントが求められる。複数ポジションでプレーできる選手や、メンタル、フィジカル両面のタフさを必要な要素として挙げ「ここから頭を悩ますというか、大変な作業になるなとは思っています」。

20日(日本時間21日)には本大会の組み合わせ抽選会が行われ、いよいよ対戦相手も決まる。「(出場が)12チームで各大陸のトップが出場する。W杯を見ても、もうどの地域が戦いやすいというのがなくなっているぐらい、世界のサッカーの発展は目覚ましい」とし「最初から厳しい、難しい試合が続くと思う」と気を引き締めた。

これまでJクラブや女子のアンダー世代など、さまざまなカテゴリーを率いてきた。なでしこ監督就任から2年半。キャリアにおけるパリ五輪の位置づけを問われると「自分のキャリアというよりも、大きな大会、W杯、五輪、そして五輪はこっからの女子サッカーのいろんな注目してもらうに値する、というか注目度の高い大会なので、それに選手と一緒に戦えることの充実感と責任感が大きいですよね。自分のキャリア…その大会に出場するな、というくらいですね」と淡々と語った。その上で「いつも集大成ですよね。常にその大会で戦う覚悟でやっています」と熱かった。

舞台のパリは18年にU-20女子W杯で優勝した思い出の地だ。「やはりそういうのはなんかいいイメージというか、そういう良い結果につながって、縁がある国だなと言いたいです」。一番良い色のメダルを奪いに行く。【佐藤成】