パリオリンピック(パリ五輪)出場を目指すU-23(23歳以下)日本代表が、すでに五輪出場を決めている同ウクライナ代表と福岡・ミクニワールドスタジアム北九州で25日に対戦する。

同所で前日会見に臨んだ大岩剛監督(51)は試合中の修正能力をテーマに掲げた。

4月に開幕するパリ五輪アジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップ(アジア杯)前、最後の実践の場となる。「最終予選に向けて最後の試合。しっかり準備してウクライナとの戦いに選手全員で向かっていく試合にしたい」と意気込んだ。

22日には、同マリ代表に1-3で逆転負けを喫した。中2日でのチームの立て直しが求められる。課題として挙げたのはボールを奪った後のファーストプレー。さまざまな要因があるが「1プレー1プレーでミスがある。お互いそれを次の時に目を合わせる作業が必要。いろいろなミスが起こり得る中でどう改善してゲームをするか」と意識の共有の重要性を説いた。

守備面でも身体能力に優れるマリ相手には、後れを取る時間帯もあった。昨年のU-21欧州選手権で4強入りしているウクライナに対しても想像以上のプレーを見せられたときの対応能力、修正能力が問われる。「攻守において目を合わせようと。個人個人の戦いで後れを取るなら2、3人目の守備で連動していこうと話をしました」とミーティングで呼びかけた内容を明かした。【佐藤成】