パリオリンピック(五輪)出場を目指すU-23(23歳以下)日本代表が、同ウクライナ代表を2-0で下し、五輪切符をかけた4月のU-23アジアカップ(杯)カタール大会へ弾みをつけた。
日本は後半3分、右コーナーキックの流れからMF佐藤恵允(22=ブレーメン)の得点で先制。31分には途中出場のMF田中聡(21=湘南ベルマーレ)の左足シュートで追加点を挙げ、守っても無失点に抑えた。
先制弾は、右コーナーキックから、ニアでDF関根大輝(21=柏レイソル)がすらしたボールがクロスバーに当たり、落ちてきたところをファーで詰めていた佐藤が体ごと押し込んだ。
佐藤は「セットプレーで自分の役割であるファーでの詰めができて。顔に当たって入っただけなんですけどゴールはゴール。決められて良かった」と振り返った。
23日のU-23マリ代表戦では1-3で完敗。「前回のマリ戦から改善して、ビルドアップでどう前進するか、守備で前線からのチェイシングがすごくはまった。マリ戦から改善できて良かった」とし、4月のU-23アジア杯へ「これから自チームに戻って、この試合の勢いに乗って、まずは五輪出場権、そしてアジア杯でも金メダルを目指して頑張りたい」と意欲をみせた。