日本がフィジカル面でもガーナを圧倒した。

長年課題だった部分でアフリカ勢相手に完勝し、W杯北中米大会に弾みをつけた。その筆頭となったのがMF佐野海舟(24=マインツ)だ。鋭い出足と切り替え、球際の厳しさで際立ったプレーを見せてチームに勢いを与え、白星をもたらした。

佐野がボールに寄れば、ほぼほぼ回収した。「相手は身体能力が高かったと思いますし、その中で自分の良さ出せたのは良かったかなと思います」とあらゆる局面で持ち味を発揮。ルーズボールや相手が持ち運んだ場面で異次元の強さを見せて中盤を制圧した。

先制点はその真骨頂だった。前半16分、相手の縦パスにいち早くプレスバックで奪い、1度味方のミスでボールが敵に渡ったが、刈り取って再びマイボールに。久保からのパスを受けて、そのままドリブルで持ち運んで南野に絶妙なラストパスを通した。「(DFと)サンドするところは意識した。奪ってから前にスペースがあったからうまく運べた。(上田)綺世くんがすごく良い動き出しをしてくれたので、(南野に)パスを出すことができた。ゴールに繋がって良かったです」とうなずいた。

チームメートも佐野に呼応するように躍動した。最前線の上田がポストプレーで体を張り、最終ラインの谷口や鈴木、渡辺も相手の強力なアタッカー陣を完封。約2年ぶりのアフリカ勢との対戦だったが、欧州で世界トップのフィジカルを日常的に体感している選手たちにとっては物足りなさすらあった。本大会での期待がより一層高まる一夜だった。【佐藤成】

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