なでしこリーグ仙台レディースに加入したブラジル代表FWカンポス・ジョバーニャ・ドミンゲス(29=登録名ジョバーニャ)が24日、仙台市内で行われたチーム練習に合流した。ビザ取得の関係で来日が約2週間遅れたが、約30分ほど選手と一緒に体を動かした。別メニューとなった軽いパス練習では、柔らかいボールタッチを披露した。

 真夏のブラジルから真冬の仙台に来て「本当に寒いですね」と苦笑いしながらも「ゴールを決めること」と、身長168センチのFWは日本での活躍を誓った。昨年の国際女子クラブ選手権決勝で得点して、前所属サンジョゼ(ブラジル)の世界一に貢献。ブラジル代表でも昨年の南米選手権を制覇した。千葉監督は「DFの背後への抜け方、クロスに対しての入り方は日本人にはないもの」と高く評価している。

 チーム創設4年目で初めての外国人フィールドプレーヤーで背番号は25。「(リーグ)1、2位ぐらいでクラブチームの全国大会に出たい」と、国際女子クラブ選手権に導くことを目標とした。千葉監督は「10点以上は決めてほしい。得点王も狙ってもらいたい」と、今季の補強の目玉に大きな期待をかけた。【久野朗】