日本スポーツ振興センター(JSC)は13日、都内でサッカーくじ「toto(トト)」の売り上げから拠出される助成金の交付式を行い、対象となる団体やアスリートへ交付認定証を授与した。

 選手はユースアスリートに90万円、トップアスリートには240万円が交付される。W杯(カナダ)で準優勝した女子サッカー「なでしこジャパン」からはMF宮間あや主将(30=岡山湯郷)ら11人が選ばれた。バレーボール女子日本代表のホープ宮部藍梨(16=大阪・金蘭会高2年)も選ばれ「来年のリオデジャネイロ五輪、2020年東京五輪でメダルに貢献できるように頑張りたい」と意気込みを語った。

 totoは昨年、過去最高の1107億円を売り上げた。うち60億円は競技力向上の強化費、25億円は普及活動、67億円が地域の施設整備、9億円が東日本大震災の復興支援に充てられる。また一部は19年に完成予定の新国立競技場の整備費用にも充てられる。