遠野(岩手)は優勝候補の東福岡(福岡)の前に屈した。

 遠野がインターハイ王者の東福岡に挑み、負けた。守備の時間帯には5バックで対抗したが、シュートを19本浴び、ゴールを割られた。「前半0-0ならベスト。0-1でもベターだと思っていた」という長谷川仁監督(50)のもくろみ通りに前半は「ベター」な0-1。しかし、後半立ち上がり4分のオウンゴールで指揮官の思惑は崩れた。「速いパス回しにボールを奪えなかった。パススピードも速かった。しっかりと、やられました」。そう話した長谷川監督は「練習を積んで、もう1度この場所にきたい。この経験をあすから生かす」と手痛い負けを起爆剤にする覚悟だった。