U-17(17歳以下)日本代表のFW中村敬斗(16=三菱養和SC)が14日、吹田市内でガンバ大阪の練習に参加した。前日はU-23の練習だったが、この日はトップチームに加わり、約1時間半汗を流した。

 U-17日本代表ではMF久保建英(16=東京ユース)と2トップを形成する身長180センチの逸材で、東京やC大阪、J2千葉など複数クラブが獲得に動いている。

 ミニゲームでは3得点するなど見せ場を作り、長谷川健太監督も「ドリブルで抜き去るところもあった」と評価した。中村も「自分のストロングであるシュートは出せた」と胸を張る一方で、プロとの力の差を実感した。「スピードや(体の)当たり、寄せの速さが全然違った」と振り返った。

 憧れの選手はU-20W杯でも活躍したG大阪MF堂安律(18)。同じグラウンドで練習し、プレーを間近で見て刺激を受けた。「何であんな所に(ボールを)出せるんだろうと思った。(堂安が)いろいろと話し掛けてくれて、すごく優しかった」と喜んでいた。