サンフレッチェ広島は15日、元日本代表で16年のリオ五輪にオーバーエージ枠で出場したDF塩谷司(28)がUAEの強豪アルアインに移籍すると発表した。塩谷は取材に「アルアインは環境面でも練習場やスタジアムも素晴らしい。ACLの決勝で日本のクラブと戦えたら最高です。代表にも割って入れるようになればいい」と語り、クラブを通して「広島での5年間は僕の宝物であり、誇りであり、最高の思い出」とコメントした。

 徳島県出身の塩谷は国士舘大から11年にJ2水戸に入団。12年途中、広島に加入した。J1通算140試合17得点。アルアインでの背番号は広島時代と同じ「33」に決まった。元鹿島のカイオらが所属し、今季ACLで8強入りしている。