清水エスパルスFW金子翔太(22)が、リーグ8戦ぶりに先発する可能性が高まった。6月30日、清水三保グラウンドでアウェー・北海道コンサドーレ札幌戦に向け調整。前節ホーム・ヴァンフォーレ甲府戦(25日・1-0)で左足首を負傷したFWチアゴ・アウベス(24)は欠場の見込みで、主力組の2トップにはFW鄭大世(33)と金子が入った模様だ。

 金子は札幌ドームで、Jリーグ初得点をマークした。栃木に期限付き移籍していた15年11月23日の札幌戦(1-4)だった。一方で、チームは敗れてJ3降格が決定。当時を振り返り、金子は「個人的に思い入れがある場所なので、楽しみです」と話した。

 今季第10節G大阪戦からチアゴに先発を譲ったが、居残りでセットプレーの練習をするなど、準備はできている。「ポジションを取り返す思いで、練習をしてきました。チームが勝つことが一番だし、チャンスをものにしたいです」。金子は特別な場所で、結果を残しにいく。【保坂恭子】