サンフレッチェ広島は4日、森保一監督(48)が3日をもって退任したことを発表した。後任は横内昭展ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る。

 森保監督は1日の浦和戦後に成績不振により織田社長、足立強化部長に辞意を申し入れた。クラブ側は慰留に努めたが、本人の意志が固かったという。織田社長によると、クラブは今後もクラブ運営に携わることを提案しており、森保監督自身も「即答はできないが、クラブ発展のための協力は惜しまない」と話しているという。

 森保監督は12年に初めて監督に就任。12、13、15年とクラブ史上初めての優勝を含めて3度のリーグ制覇を成し遂げた。

 広島のレジェンド的存在は、クラブを通して「ファン・サポーターの皆さま、株主・スポンサーの皆さま、スタッフ、選手、サンフレッチェ広島に携わるすべての方々に支えてもらい、素晴らしい監督在任期間を過ごすことができました。皆さまのサポートには心から感謝しています。プロは結果がすべての世界。皆さまに喜んでいただけるような結果を残すことができず、申し訳ありません。サンフレッチェに携わるすべての方々と3度の優勝で喜びを分かち合えたことは、いい経験となりました。今は、皆さまへの感謝の想いしかありません。とても幸せな5年半でした。ご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございました」とコメントした。