柏レイソルが2戦連続の逆転負けで、約4カ月ぶりの連敗を喫した。前半41分にMF武富孝介(26)が先制。右サイドからのFWクリスティアーノの絶妙なクロスに飛び込み、ダイビングヘッドで華麗に決めた。

 だが後半16分、25分と立て続けに失点した。警戒していたはずのセットプレーで同点とされると、マークが甘くなったペナルティーエリア外からのミドルシュートで勝ち越された。20歳のDF中山は「先制してひっくり返される、同じ展開で連敗してしまい課題は見えている。でも課題を克服するには時間がかかると思う。(リードしていると)自分たちの特徴を消してしまう可能性があるから」と振り返った。セレッソ大阪よりも先発平均で2歳以上も若いチームだけに、前節の鹿島アントラーズも含め、経験豊富な選手をそろえる上位対決で、経験不足が露呈した形となった。21歳のDF中谷も「点を取られてもバタバタしない、沈まないことが大事」と話した。同点にされた9分後には勝ち越し点を許した要因に、チーム全体として、精神面の未熟さがあると指摘していた。