J1サンフレッチェ広島は13日、FC東京を6月末で退団したオーストラリア代表FWネイサン・バーンズ(29)を、完全移籍で獲得したと発表した。バーンズはクラブを通じ「日本で最も成功しているクラブのひとつであるサンフレッチェ広島と契約に至り、このクラブのためにプレーできることとなり、大変光栄です。クラブのために全力を尽くし、勝利に貢献できるよう、頑張ります」とコメントした。

 バーンズは15年7月、オーストラリアAリーグのウェリントン(ニュージーランド)から東京に加入したが、3季目の今季はチームが大型補強をしたこともあり、J1リーグ戦の出場機会はなかった。公式戦はルヴァン杯4試合、東京U23の一員としてJ3リーグ戦3試合に出場し、無得点だった。

 広島は降格圏の17位と低迷し、4日に森保一前監督が辞任し、10日にOBのヤン・ヨンソン新監督(57)が就任した。得点はJ1で下から3番目の16と、決定力不足は深刻で、18日から合流するバーンズに即戦力として期待がかかる。