浦和レッズは6日、MF関根貴大(22)がドイツ2部のインゴルシュタットに完全移籍すると発表した。10日に現地に渡ってメディカルチェックを行う予定で、9日のアウェー・ヴァンフォーレ甲府戦が移籍前のラストゲームとなる。日本代表入りを目指す若手有望株が、生まれ育った浦和を飛び出し、初の海外に挑む。

 関根が新たな挑戦を決めた。インゴルシュタットは昨季1部から降格し、1シーズンでの再昇格を目指している。開幕から2連敗中とあり、巻き返しの戦力として期待がかかる。「自分が入ってどれだけチームを変えられるか。まずは試合に出て、1つでも多く自分の良さを出したい」と意気込んだ。

 14年に浦和ユースからトップ昇格し、1年目から主力としてリーグ戦21試合に出場。サイドを主戦場としたドリブラーで、7月の広島戦では6人抜きのゴールを奪った。日本代表の招集経験はないが「W杯に行くには海外でもまれることが近道だと思う。厳しい環境でやれることを見せれば、成長になるし評価も変わる」。海外挑戦の先にはっきりとした目標がある。