浦和レッズがヴァンフォーレ甲府を下し、堀監督は就任2戦目で初白星を手にした。前半19分、MF柏木が狭いエリアでFWラファエル・シルバとパス交換からゴール前に進入。2人のマークをいなすような浮き球シュートはGKの頭上を越え、右サイドネットに決まった。「相手(DF)が止まったのでコースが見えた。落ち着いてプレーできた」と振り返った。

 後半は攻め込まれる場面もあったが無失点で、リーグ戦の連続失点を14試合で止めた。堀監督になってから3バックの左右に入るDF槙野と森脇の立ち位置をより内側に修正し、相手のパスコースを遮断。外からのクロスには体を張って競り勝ったことが功を奏した。槙野は「不細工な勝ち方だけど、ゼロに抑えることがテーマだった」と及第点をつけた。リーグ首位の背中はまだ遠いが、少しずつ息を吹き返している。