東京ヴェルディが、後半15分のMF安西幸輝(22)のゴールでV・ファーレン長崎に競り勝った。

 開始早々の前半2分、東京Vが先制した。FWドウグラス・ヴィエイラ(29)が右から中央にドリブルで仕掛け、左にパスを出すと、反応して抜け出したFWアラン・ピニェイロ(25)が落ち着いて右足でゴール。ブラジル人コネクションで、長崎守備陣を崩した。その後も、前半20分にMF安西が、右サイドをドリブルで抜け出してシュートを放つなど、東京Vが前半は押し気味に進めた。

 後半8分、長崎が同点に追いついた。後半からピッチに立ったFW平松宗(24)が、DFとの連携ミスからGK柴崎貴広が飛び出し、東京Vのゴールががら空きになったのを見逃さず、右足でゴールに流し込んだ。

 痛い失点を喫した東京Vが、後半15分、勝ち越しに成功した。右サイドを突破した安西が、DF1人をかわして左足で豪快にゴールにたたき込んだ。安西は歓喜のジャンプを繰り返した。

 東京Vが1点差を守り抜き、連勝を3、8月に入ってからの無敗を4に伸ばした。