リーグ戦4試合勝利なしの11位ヴィッセル神戸が「攻撃」をテーマに盛り返す。

 25日は6位磐田戦(26日、ヤマハスタジアム)に向けて、神戸市内で最終調整。2試合目の指揮となる吉田孝行監督(40)は今週「攻撃にボリュームをつけた。ルーカスがやりやすいように、どういう形だとフィットするのか、最善の形を見つけていった」と元ドイツ代表で4試合連続無得点のFWポドルスキを軸とする攻撃の成熟を図ってきた。

 前節20日の横浜戦では0-0の引き分けに持ち込み、5試合ぶりの無失点で守備の立て直しに成功。MF藤田は「先週は守備、今週は攻撃の練習により多くの時間を割いてきた。共通理解は深められた」と手応えをにじませる。韓国代表GKキム・スンギュまでもが「今回は攻撃。前の試合で完成度を高めた守備に、得点を決めて、勝ちたい」と「攻撃」というフレーズを連呼。仕留め役となるFWハーフナーは「そろそろ欲しいです」と加入4試合目での初得点に気持ちを高ぶらせた。