清水エスパルスに新加入したMF清水航平(28)が、次節浦和レッズ戦(27日・ホーム)で“清水”デビューを果たす。25日、清水三保グラウンドで全体練習を行い「自分のやるべきことをやるだけ」と言葉に力を込めた。

 16日に加入したばかりだが、前節アウェー鹿島戦(19日・0-2)で途中出場。惨敗し「大きな仕事をしたかった。悔しい」と振り返った。今週の練習では連係を確認し、DF松原后(20)のクロスからヘディングで得点を挙げるなど、手応えもある。「連係の中で、個人の打開も見せていきたい」と話した。

 アイスタで浦和戦が行われるのは、08年以来9季ぶり。07年にサポーター間でトラブルが発生したこともあり、09年以降はエコパで行われていた。今回は小学生の夏休み最終日と重なり、利便性を考慮してアイスタでの開催となった。クラブ関係者によると「観客の安全を最優先にする」とし、通常よりも警備スタッフを増員させるなど、運営に万全の体制を取るという。チケットは既に約1万700枚と完売間近。盛り上がることは確実で、清水は「サッカー専用スタジアムでもあるので、楽しみ」と応援を力に変える。【保坂恭子】