川崎フロンターレは2日、神奈川・川崎市内でルヴァン杯準々決勝第2戦・FC東京戦(3日、味スタ)に向け調整を行った。

 今季から、ルヴァン杯は決勝戦以外は、21歳以下の日本人選手を1人以上先発で起用することを義務化しており、川崎FはU-20日本代表DF板倉滉(20)の先発起用が濃厚だ。

 板倉は第1戦も先発し、2-0の勝利に貢献。3年ぶりの4強進出へ優位な状況だが「そこはあまり意識しないようにしたい。先制点がカギになる。後ろなのでまずは、失点しないようにしたい」と冷静だった。東京FW大久保嘉人とは、昨季まで練習で常に対峙(たいじ)してきた。第1戦に続き大久保とのマッチアップが予想される。「嘉人さん(大久保)にボールを持たれたら怖いし、近くにいられると嫌な選手。実際、公式戦で相手をしてさらに思いました。しっかり抑えないといけない。間違いなくそこからいいボールが出るので、自由にやらせないようにしたい」とイメージをふくらませた。

 セットプレーでは得点への意欲も口にし「ここで、しっかりプレーすることでこの先の出場機会が増えるか減るか決まってくると思う。目の前の試合を集中して戦って行ければ」と話した。