柏レイソルがアウェーで浦和レッズに快勝し、勝ち点49として3位に浮上した。

 浦和はこの日、ずっと1トップまたはシャドーでプレーしていたFWラファエル・シルバを右サイドに配置。FW興梠慎三の1トップで、2列目にはMF高木俊幸とMF武藤雄樹が入った。前半9分、いきなり絶好機を迎える。相手CKからのカウンターでドリブルで攻め上がった高木の左クロスが中央でフリーだったラファエル・シルバへ。ほぼGKと1対1となったが、右足のシュートはわずかにゴール右へそれて先制のチャンスを逃した。

 対する柏はFWハモン・ロペス、クリスティアーノ、ディエゴ・オリベイラの外国人トリオを中心に浦和ゴールに迫った。迎えた36分、左CKにDF鎌田次郎が頭で合わせて狙ったが、わずかに右に外れた。互いにチャンスを作ったが得点なく、前半を終えた。

 後半5分、柏のトリオが自慢の攻撃を見せつけた。カウンターからクリスティアーノが右サイドを攻め上がり、中盤からペナルティーエリア前に走るディエゴ・オリベイラへ。DF2人に競り勝ってキープしたところに左からハモン・ロペスが走り込んでパスを受け、ゴール右上に蹴りこんで先制した。

 その後浦和も複数回チャンスを作ったが、日本代表GK中村航輔の好セーブにあった。30分にはラファエル・シルバのシュートのこぼれ球に反応した武藤がゴール至近距離から狙ったが、右手でストップされた。逆に41分に途中出場の武富孝介に追加点を奪われ万事休す。45分に興梠がPKで1点を返したが、時すでに遅しだった。