ベガルタ仙台は、相手の2倍以上となるシュート17本を放つも、スコアレスドローに終わった。MF三田啓貴(27)は「もうちょっと勝負のパスやゴールに直結するパスを全体的にチャレンジしても良かった」と振り返った。

 中央を固める相手の守備を崩せなかった。「もっとドリブルで1人1人はがす部分も必要だった。その役割をヨシ(MF中野)がやってくれていた。安全なボール回しになって、勝負のパスの精度が足りなかった」。前節川崎F戦で左膝を負傷したドリブラーの離脱が影響したようだ。

 「チームの方向性がこの試合で決まる」と、強い決意を持って臨んでいた。結果は引き分けに終わり「勝ち点3を取れずに悔しい。あと4試合しかない。上の順位を目指していきたい」と切り替えた。