ジュビロ磐田MF中村俊輔(39)が、今日25日に敵地で迎える天皇杯準々決勝・横浜F・マリノス戦に先発する。24日は、磐田ゆめりあサッカー場で約1時間半のメニューを消化。磐田移籍後、公式戦2度目の古巣戦に向けて準備を終えると「普段の試合と変わらない。ジュビロのために何を表現して、何を残せるかを考えてプレーしたい」と冷静に話した。

 勝てば、準優勝した04年以来13年ぶりの4強進出が決定。03年以来の優勝も見えてくる。天皇杯では、初先発となる背番号「10」は「優勝したいし、そういう(磐田の歴史に残る)メンバーの1人になりたい。天皇杯は、今まで出てきた選手が勝ってきた。その選手たちの思いも背負って戦いたい」と語気を強める。

 会場は、横浜に加入した97年にリーグデビューを飾るなど「一番好きな場所」と語る三ツ沢。思い入れのあるピッチで、ジュビロを勝利に導く。【前田和哉】