元日本代表MF鈴木啓太氏(36)が1日、都内で「SAMMY SOCCER PROJECT メディア発表会」に出席した。

 前日に発表された、11月の欧州遠征に向けた日本代表メンバーについて「今まで代表チームを引っ張ってきた3人の選手(本田、香川、岡崎)が外れた。対戦相手がベルギーとブラジルで、中立地で強豪とやる大事な試合でそういう選択を監督がされたことは非常に驚きはありますね」と率直な感想を明かした。

 OBである浦和レッズから5人が選出されたことには「ACL(アジア・チャンピョンズリーグ)での海外チームとの戦いが評価されたことにおいては、レッズのOBとしてうれしいことですし、(初選出の)長沢選手はACLの上海戦でクオリティーの高いプレーをみせていました。楽しみですね」。

 代表に選ばれた浦和の選手は、14日のベルギー戦後、すぐに18日のACL決勝、アルヒラル(サウジアラビア)との第1戦(リヤド)に臨む。鈴木は「本当にレッズが決勝の地に戻ってきたことはうれしい」と喜び、「昨年も(ACLの)決勝戦を見ていましたけど、中東のレベルは非常に高い。上海よりもタレント性は少ないかもしれないですけど、決勝戦の方が難しい相手だなと思っています。第1戦の戦い方が重要じゃないかなと思いますけどね」。

 決勝第2戦はホームの埼玉スタジアムで相手を迎える。「(埼スタは)最高のスタジアムですよね。(浦和は)大きな舞台で戦うということで力が余計増すというか、逆に難しい状況で試合をするとプレッシャーが大きくかかるのでやりづらいというのがあるので、大舞台に対してはあのスタジアムはいい場所だなと思います」と自身の経験と重ねながら話した。