アジア・チャンピオンズリーグで10年ぶりの優勝を飾った浦和レッズは一夜明けた26日、さいたま市内で約1時間の調整を行った。

 練習場には約100人のファンが訪れ、クラブハウスから姿を見せた選手らは拍手をおくられた。GK西川周作やFW興梠慎三らは笑顔を見せ、手を振って応えた。和やかな雰囲気でボール回しやランニングをこなした。

 練習後に取材に応じたDF槙野智章は、試合後は夜遅くまでチームメートとともに過ごしたといい「2位まではミシャさん(ペトロビッチ前監督)、あと少しの部分を堀さんが加えてくれた」と2人の指揮官に感謝した。

 アジア代表として出場が決まったクラブW杯(UAE)は9日に初戦を迎える。1つ勝てば欧州王者レアル・マドリードとの対戦が実現するが、自身初めての大会となる槙野は「Rマドリードや(FW本田がいる)パチューカなどがきますけど、1つ勝つことも難しい。(ACL優勝に)ずっと満足してはいられない」と前を向いていた。