昨季J3優勝のブラウブリッツ秋田は13日、秋田市内でリーグ連覇とJ2昇格に向けた、新体制発表会見を行った。

 一般公開された会見では約200人のファンの前で新戦力が発表され、チーム合流が遅れている2選手を除く6選手が紹介された。J通算300試合出場まで4試合に迫るベテランFW藤田祥史(34)ら3選手がJ1を経験、ほか4選手もJ2を経験し、各カテゴリーで昇格を経験している選手が多い。J2ライセンスのない秋田は昨季優勝も、自動昇格できなかった。チーム運営会社ブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介代表取締役社長(36)は「新卒者がいないのは偶然ではなく必然」と即戦力を強調。さらに、スタジアム改修でJ2昇格条件クリアを確信する同社長は「J2に向けて初めて挑戦する。目標は昇格と2連覇以外ない」と、6月のライセンス申請を明言した。

 新ユニホームも披露され、モデル役も務めた藤田は「ゴール前の駆け引きと左足シュートを見てほしい。昇格して秋田を盛り上げたい」と力を込めた。

 ◆秋田新戦力 GK清水慶記(32)。DF尾本敬(33)。DF園田淳(28)。DF堀田秀平(28)。MF平石直人(25)。FW中村亮太(27)。FW藤田祥史(34)。FW吉平翼(20)。