ジュビロ磐田は22日、浜松市内の秋葉山本宮秋葉神社で必勝祈願を行った。午前中に磐田大久保グラウンドで約2時間の練習を行った後、午後から同神社に名波浩監督(45)や全選手、スタッフら約60人で参拝。大粒の雪が舞う中、今季の勝利を祈願した。

 チームの目標は、昨季の6位を上回る「トップ5」。それを念頭に木村稔社長(63)は「クラブ一丸となって、さらなる高みを目指していきたいと思います」と話した。名波監督も「昨シーズンに満足せず、仲間意識、犠牲心を持ってチーム一丸となって戦っていきます」。毎年恒例の儀式で、決意を新たにした。

 祈願後には、境内で「天狗(てんぐ)の皿投げ」に挑戦した。願いを書いた小皿3枚を、境内下に設置された的(輪っか)に目掛けて投射する願掛けで、「勝」と書いたMF中村俊輔(39)は2枚成功。左足だけではないコントロールの良さを披露し、ニコリと笑った。

 チームは、明日24日にヴィアティン三重(JFL)と今季初実戦を行い、26日から鹿児島キャンプに入る。中村は「(鹿児島では)もう一段階、練習の強度が上がると思う。自分自身もしっかり追い込んでいきたいと思います」と話した。【前田和哉】