ヴィッセル神戸の主将で元ドイツ代表のFWルーカス・ポドルスキ(32)が26日、日本代表にエールを送った。

 ホーム開幕戦となる3月3日の清水エスパルス戦(ノエスタ)に備え、神戸市内で約1時間半の軽めの調整。「スタジアムが満員になれば、僕らに力を与えてくれる」とサポーターの後押しに期待した。

 さらに、6月に開幕するワールドカップ(W杯)ロシア大会にも言及した。日本は1次リーグでコロンビア、セネガル、ポーランドと同組。ポーランド・クリビツェで生まれ2歳でドイツに移住したポドルスキにとって、思い入れのある2国の対戦になる。「日本に住んで、日本の国民性や文化がすごく好きになった。住んでいたポーランドと2チームにはグループを勝ち抜いてもらいたい」と期待した。

 だが主将として、まずは神戸の勝利を最優先する。終盤に追いついた23日の開幕鳥栖戦は、試合終了直後にピッチで円陣を組み「自信を持とう」と仲間を鼓舞した。「エネルギーやアグレッシブさとか、気持ちの部分をもっと要求したい」と強い心を重要視。クラブのJ1通算200勝がかかるホーム開幕戦へ「しっかりと結果を残したい」と力強く誓った。【中島万季】