今季公式戦初勝利を目指した北海道コンサドーレ札幌だが、前半の連続失点が響き、J2ヴァンフォーレ甲府に敗れた。

 ミハイロ・ペトロビッチ監督(60)は「甲府の方が運動量、球際、規律、全てで上回っていた。敗戦は監督の責任。しっかり分析して反省して、次の試合につなげていきたい」と前を向いた。

 フル出場したFW都倉賢(31)は「こんな試合をやっていたら次のチャンスはない。次がない世界。もしチャンスを与えられれば、生かせればいい」と反省の言葉を口にした。

 スタメン平均年齢31・0歳で臨んだ札幌は、開始から防戦一方だった。前半33、34分とカウンターで立て続けに失点。後半開始に交代枠3人を一気に使い、流れを変えようとしたが同7分に再び失点。追いかけようとするムードにはならなかった。それでも指揮官は「今日戦った選手たちはもっとできると思っている」と、さらなる奮起に期待していた。

 リーグ戦も、開幕から1敗1分け。前節C大阪戦は後半だけで3得点を挙げ、勝ち点1をマークした勢いは続かなかった。次節10日はホーム札幌ドームに清水を迎える。