FC東京の16歳FW久保建英が、J2アルビレックス新潟戦の後半31分に左足でゴールを決めた。今季公式戦5戦目でのトップチーム初ゴールに加え、ルヴァン杯史上最年少の、16歳9カ月10日でのゴールという新たな記録を打ち立てた。
久保は試合後の囲み取材で「これからも、どんどんああいう形でフィニッシュにまで持っていけたら」とゴールラッシュを誓った。主な一問一答は、以下の通り。
-トップ初ゴールの感触は?
久保 今シーズン、チームとして初勝利で、個人としては(トップ)初ゴール。非常に良い形で試合を終わることが出来たなと思います。
-試合後のインタビューで、得意な形でのゴールだと語った
久保 映像を見てもらった方が分かりやすいと思うんですけど、自分はあの形が得意だと思っているので、これからも、どんどんああいう形でフィニッシュにまで持っていけたらと思います。
-最初はMF高萩洋次郎から直接、パスをもらうイメージがあった?
久保 最初、高萩選手が前を向いた時、あそこで前を向かれるなと思っていたので、自分も選択肢の1つとしてありましたけど、結果的に1こ前にボールが入って、DFの注意をそらしてもらったので、感謝しています。
-FWディエゴ・オリベイラが落としたボールを拾って中に入っていくイメージは一瞬で描けた?
久保 う~ん…まぁ、0-0だったので、どんどん前に入っていきたいなあっていうのは…入って欲しいと監督にも言われていたので。
-ゴールを決めた直後、スタンドに走っていった。胸に湧いた思いは?
久保 うれしかったというのと、いろいろな方の期待に応えられて良かった…というのと、半々くらいじゃないですかね。
-(FC東京勝利のポーズ)「シャー!」を初めてやった思いは?
久保 初めてじゃないんですけど…はい(苦笑い)味の素スタジアムでは初めてということで、これから、いろいろな場所で、というか何回もやれればいいかなと…。そこは、貪欲にいきたいと思っているので。
-自分の中でJ3とトップのゴールの味は違う?
久保 まぁ…まず、自分が決めたゴールの中で、今日を入れて2つ(もう1つは1-0で勝った17年4月15日のセレッソ大阪U-23戦)は勝利につながっているゴールなので、そういう意味では同じ感触はありますけど、また舞台も違うので、そこは違うのかなと。
-チームの勝利に直結させなくてはいけないと繰り返していた。勝ちにつながるのがすごく大事にしていること?
久保 プロの世界でやっているんであれば、それは勝たないと意味がないので、それは自分だけじゃなくて、プロでやっている全選手が勝ちにこだわっていると思うんで、そこは当たり前なんで、そこだけは見失わないようにというか…。
久保は終始、落ち着いた表情で、記者に質問される度に、考えながら丁寧に答えた。