サガン鳥栖は27日、17年5月に日本代表に初選出されたMF加藤恒平(27)を、ブルガリア1部PFCベロエ・スタラザゴラから完全移籍で獲得したと発表した。

 加藤は立命大卒業後の12年にJ2のFC町田セルビアに加入し、リーグ戦29試合と天皇杯3試合に出場しているが、J1クラブへの加入は初めて。

 加藤は鳥栖を通じ「このタイミングで鳥栖に加入するチャンスを頂けたことに感謝しています。たくさんの人のおかげでここまで来ることができました。ここから始まる新しい挑戦にわくわくしています。少しでも早くチームの力になり、サポーターのみなさんの前でプレーを見せられるように努力します。ピッチ内外関わらず声援を頂けるような選手を目指します。サガン鳥栖に関わるみなさん、よろしくお願い致します」(原文のまま)とコメントした。

 加藤は立命大在学中にアルゼンチンでサッカーの武者修行を行い、卒業後の12年に町田に所属。その後、13年にモンテネグロのFKルダル・プリェヴリャ、15-16年にはポーランドのTSポドベスキジェ・ビェルスコ・ビャワと渡り歩き、16年から所属のPFCベロエ・スタラ・ザゴラでリーグ戦39試合に出場。J1クラブに所属した経験がないまま、17年6月7日のキリンチャレンジ杯シリア戦と同13日のW杯アジア最終予選イラク戦の代表に選ばれた。試合には出場しなかった。