Jリーグは29日、柏レイソルに対してサポーターに侮蔑的行為があったとして、28日に厳重注意の処分を下したと発表した。

 10日のリーグ第3節の柏-セレッソ大阪戦(柏)で、C大阪のGKキム・ジンヒョンが「ゴール裏の柏サポーターが指を使って、目をつり上げるジェスチャーをした」と訴えた。後半35分にゴールキックを蹴ろうと助走を取り、柏のゴール裏を振り向いて当該行為を発見し、主審に訴え出ていた。サポーターとも口論になり、試合が数分中断した。

 マッチコミッショナーから報告を受けたJリーグは、当時の映像や防犯カメラ、聞き取り調査を行った。だが当該行為の特定には至らなかった。

 一方、調査の中で、試合中にピッチに向かって中指を立てる行為をしていたサポーターがいたことが判明。この行為について、柏に厳重注意を行った。中指を立てたサポーターは特定されておらず、現在も調査中。今後の具体的な改善や対策については、柏が対応を行う。