アルビレックス新潟が今季初の連敗を喫した。

 ここまで合計2失点の首位ファジアーノ岡山に先制点を与え、逃げ切られた。順位は8位から11位に後退した。

 決勝点はPK。後半26分、スローインからペナルティーエリアに進入した岡山のFW伊藤大介(30)を、MF磯村亮太(27)が倒して献上。それをFW斎藤和樹(29)に決められた。

 鈴木政一監督(63)は「私自身も準備不足だった」と厳しい表情で敗因を述べた。ボールサイドに相手と同数の人数をかけて守りながら、簡単にかわされた。攻撃は連係ミスからカウンターを食らった。

 前節・熊本戦で3-6-1にシステムを変えたが、攻守のスムーズな連動は見られない。ここ2試合は無得点で失点は4。MF小川佳純(33)は「それぞれマークする相手が決まっているのだから、守備は個々の問題。攻撃ではミスをするとチャレンジしなくなる。やろうとしていることから逃げてはだめ」と、積極性を失った現状をなげいた。

 低迷脱出には内容と結果が伴った試合が必要になる。