V・ファーレン長崎がJ1初勝利を手にした。前半23分、FW中村慶太(24)が右サイドに展開し、MF飯尾竜太朗(27)が中央へクロス。ゴール前に走り込んだFW鈴木武蔵(24)が右足でゴール左に流し込み、先制点を奪った。1点リードの後半は終始押し込まれる展開だったが、体を張った守備でゴールを死守。試合終了後はベンチメンバーを含めた全員で喜びを分かち合った。

 開幕7戦目でつかんだJ1初勝利。FW鈴木は「勝てそうで勝てない試合が多く、悔しい思いをしていた。まだ1勝しただけなので、ここから勝ち点を積み上げていきたい」。この日スタンドで観戦した「ジャパネットたかた」創業者で、昨年4月に球団社長に就任した高田明氏(69)も「本当にうれしいですね。次につながる勝ち点3だと思います」と声を弾ませた。