昨季王者の川崎フロンターレはセレッソ大阪に1-2で敗れ、早くも今季2敗目を喫した。 前半22分にFW知念慶のホーム初ゴールで先制したが、セットプレー2発に沈んだ。さらに、エースFW小林悠(30)がすでに3枚目の交代枠を使い切った後、左ふくらはぎに違和感を感じたがプレーを続行。「負けていたので座り込むわけにはいかなかった」と完走したが、試合後に痛みが増し、12日に検査するという。

 シュート数は相手の7本に対し15本。8日の前節の横浜戦同様、決定機を決めきれなかったことが響き勝ち点を落としてた。小林は「後半は、学(斎藤)が入っていい攻めをしていたけど、そこで入らなかったことが敗因。最後、自分も決めなければいけなかった」と悔しさを口にした。

 昨季は失点しても攻めの姿勢を貫いたが、今季は下を向き、そのまま反撃できずに終わっている。小林は「やられ方が毎回セットプレーであることもあるけど、取られたら取り返す気持ちでやらないといけない」と課題を挙げ「決定機を取れないと勝ちにつながらない。1つかみ合えばいっきに行けると思う。そこをみんなでやっていかないと」と前を向いた。