ガンバ大阪MF遠藤保仁(38)が12日、西野朗監督(63)が緊急就任した日本代表に期待した。同監督とは05年はJ1、08年はACL制覇とG大阪の黄金期をともに築き上げた。大阪・吹田市内での練習後「攻撃的なサッカーを志向していた、クレバーな監督。冷静にゲームを見られる。現場から離れているが、しっかり対応できる」と話した。

 G大阪の「超攻撃的」と評されるサッカーの礎を築いた。その中で遠藤も「日本の心臓」と言われるまで存在を高めた。「(ワールドカップまで)残り短い時間だが、代表をうまくまとめていくはず。西野監督が持っているものをすべて出して、戦っていくんじゃないか。そこに選ばれた選手が近づければいい。W杯で戦うのは初めてだけど、ここからは上がっていくだけ」。

 自身の代表復帰への意欲は封印し、あくまで客観的に見る。ただ、西野監督の理解度は深い。遠藤の期待値はそのまま、新生日本代表につながる。