メモリアルゲームを3戦連発での勝利で彩る。北海道コンサドーレ札幌FW都倉賢(31)が今日14日、アウェー柏レイソル戦(三協F柏)でJ1出場通算100試合目を迎える。13日、札幌・宮の沢でランニングなどの軽めの練習で調整し、チームとともに敵地入りした。2試合連続得点と好調のまま臨む一戦へ「明日もチームとして、たくさんのチャンスを構成してくれると思うので、しっかり90分のうちに1本でも多く仕留められれば」と、自身のゴールで3連勝に導く覚悟だ。

 プロ14年目でJ1ピッチの数を大台に乗せる。05年からキャリアをスタートし、川崎F、神戸で試合数を重ねた。14年から所属する札幌でJ2を経験。昨季、J1自己最多30試合に出場した。「そこまでJ1で出ていると思っていなかったので、31歳にして100試合は客観的には少ないですけど、紆余(うよ)曲折あったなかでそういう数字を達成できるのは誇りに思う」と、しみじみ振り返った。

 チームにとっても節目は目の前に迫る。J1アウェー通算100得点まであと2点。前節でチームのJ1通算50勝目の決勝点をロスタイム弾で飾ったストライカーは「ちょうどいいっすね。“節目がち”なので。2点目を取ればいいんですね」とニヤリと笑った。“伏し目がち”になるどころか、自信で輝きを増している目で見据えるのは、最高の歓喜。クラブ史に名前を刻むチャンスも、逃すつもりはない。【保坂果那】