J2京都サンガの布部陽功(たかのり)監督(44)が退任することが4日、分かった。布部監督は就任2年目で、今季はここまで2勝3分け7敗。9年ぶりのJ1復帰を目標に掲げていたが、J3降格圏の21位に沈んでおり、クラブ側は監督交代に踏み切った。

 6日のホーム山口戦は、名古屋のアシスタントコーチ時代に優勝経験のあるコーチのボスコ・ジュロブスキー氏(56)が暫定的に指揮を執る予定だが、新体制は固まっていない。ジュロブスキー氏は、16年に名古屋で監督を務めた実績もあるものの、同氏が保持する海外の指導者ライセンスが、Jリーグ監督に必要なS級ライセンスに相当するのか、承認に時間がかかる見込みだ。

 このままボスコ新体制が発足するとしても山口戦には間に合わず、京都は「監督不在」で戦う異例の事態になりそうだ。