ベガルタ仙台が湘南ベルマーレに3-1で快勝した。

 先制したのは仙台。前半3分、MF蜂須賀孝治(27)の右からのクロスにMF野津田岳人(23)が左足で合わせ、今季初ゴールを挙げた。同28分にはFW石原直樹(33)がペナルティーエリア内で湘南DF大野和成(28)に倒されPKを獲得した。だが、キッカーの石原は、右下を狙いシュートを蹴ったが、湘南のGK秋元陽太(30)に止められてしまった。仙台は勢いが止まったかに見えたが、同35分、MF蜂須賀がペナルティーエリア内で湘南MF菊地俊介(26)に倒され再びPKを獲得した。キッカーはFW西村拓真(21)。落ち着いてゴール左隅に流し込み追加点を挙げた。

 後半に入ると、湘南がサイドを起点に厚みのある攻撃を仕掛ける。後半7分、FWイ・ジョンヒョプ(26)がペナルティーエリア内で仙台DF金正也(29)に倒されPKを獲得。キッカーのイがしっかり決め1点を返した。同30分からはDF山根視来(24)、MF秋野央樹(23)がミドルシュートを放つがわずかに枠をとらえることができなかった。仙台は後半ロスタイム、前がかりになった湘南にカウンターを仕掛け、西村が勝利を引き寄せるダメ押し点を挙げた。