J2ヴァンフォーレ甲府がJ1北海道コンサドーレ札幌に3得点の完封勝利で1次リーグ突破を決めた。

 前半6分、札幌から期限付き移籍中のFW金園英学(29)がペナルティーエリア内でこぼれ球に反応し、ダイレクトシュートで先制ゴールを決め、同16分には再び金園が相手からボールを奪い、前へ飛び出した相手GKをかわし無人のゴールに冷静に2点目を流し込んだ。

 後半41分には途中出場のMF曽根田穣(23)がダメ押しの3点目を追加した。

 リーグ戦では17位と苦しむが、同杯では3勝1分け1敗で現在B組首位。1試合を残して2位以上が確定し、プレーオフ進出が決まった。

 古巣との対戦で2ゴールを決めた金園は「めちゃめちゃ緊張した。妙な感情でピッチに立った。(試合前の札幌サポーターからの拍手に)モードに入り過ぎて気づかなかったけど、うれしいです。ありがたいです」と喜んでいた。