なでしこリーグのマイナビ仙台は5日、越後和男監督(52)が成績不振の責任を取って辞任したと発表した。就任1年目の昨季は4位と結果を残したが、今季はここまで1勝3分け5敗の8位に低迷していた。後任には、16年まで5年間指揮を執った前監督の千葉泰伸女子強化育成部長(47)が就任した。

 新体制で巻き返しを図る。越後監督は「結果で応えることができず、大変申し訳なく思っております。今後は一緒に戦ってきた選手たちが奮起し、それぞれが成長することで、強いチームになることを願っています」とコメントを発表した。チーム練習を終えたMF安本紗和子主将(27)は「今日聞いたばかりで気持ちの整理がついていない。(結果が出ずに)自分たちも苦しかったが、こうなってしまったのはピッチで表現できなかった私たちにも責任がある」と話した。

 女子強化育成部長も兼任する千葉新監督は「こういう状況になったのは強化部長として責任を感じる。このチームを強くすること、結果を出すことで責任を果たしたい。選手のポテンシャルは今の順位より上。フィジカル面では走力を上げて、全員守備、全員攻撃で戦えば結果はおのずとついてくる」と立て直しを誓った。