前年度の覇者セレッソ大阪は辛勝発進となった。ほぼベスト布陣で臨んだが、JFLのテゲバジャーロ宮崎に大苦戦。前半31分にFW高木俊幸(27)が先制ゴール。その1点を何とか守り抜いた。

 FW杉本健勇(25)との鮮やかな連係で相手守備陣を崩し、高木が唯一のゴールを完璧に決めた。「カウンターで自分たちの得意な形。しっかり完結できた」。2ゴールを決めた5月20日のサンフレッチェ広島戦に続く、2戦連発で勝利の立役者。「ゴールというのは不思議で、とりだすと自然にボールがきたりして、いい循環になる」というアゲアゲ状態ながら、ワールドカップの中断期間に入る。「僕としては中断してほしくない」と言って笑わせた。